前年度比1.34倍の志願者増

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

正月気分に浸る間もなく、すでに入試の季節である。この間、オミクロン株という新種株が瞬く間に蔓延し、後期における対面授業は、遠隔授業への切り替えを余儀なくされた。また入試に関しても、若年層が感染しやすいというオミクロン株の特性を考慮して、先日行われた大学入学共通テストや来月初旬に控える一般選抜入試において、感染者には追試験、濃厚接触者には当日の別室受験を認めるという措置がとられた。

(土樋キャンパス近くの散歩コース大年寺山で偶然見つけた正月の花「南天」)

 

そうした中、嬉しい知らせが届いた。本学の大学共通テスト利用、一般選抜入試前期の志願者の合計が、昨年度の8858人に対して、今年度は11895人を数えたのである。少子化で受験生が減少する中、実に1.34倍の伸びである。詳しくは、入試部のHP志願者状況|東北学院大学 入試情報 (tohoku-gakuin.ac.jp) を見てほしい。これには、いくつかの要因があり、来年4月供用開始の都心型新キャンパス、今年から導入された併願割引入試、感染症の脅威が比較的緩和されている地方にある大学の利点等々が挙げられる。

(泉キャンパス名物渡り廊下。今年は放映されなかったが、木村拓哉氏主演フジテレビの正月番組『教場』のロケで使われる)

 

いずれにせよ、多くの受験生が挑戦してくれることは嬉しいことである。それは、たんに人数の多寡の問題だけではなく、多くの受験生が持つアイデンティティーやバックボーンの違い、すなわち、出身国、出身県、年齢、ジェンダー、社会経験や障がいの有無などが、入学後のキャンパスライフにダイバーシティをもたらすことになる。東北・北海道地区最大の私立総合大学として、多様性を尊重しながら、学生たちが互いに大きな成長を遂げることが出来るような教育研究の場を目指したい。

(大年寺山から望む夕暮れの仙台中心部。中央のクレーンのあるビルが新キャンパスのシュネーダー記念館。研究室100室が配置される)