幼稚園クリスマス礼拝と聖誕劇

アドベント(待降節)第3週の12月16日は、院長として、東北学院幼稚園年中組のクリスマス礼拝で挨拶し、聖誕劇(ページェント)を保護者と一緒に楽しんだ。昨年はコロナ禍の中で、保護者の入場を各家庭1名に限定しての聖誕劇であったが、感染状況が改善した今年は、各家庭2名までの入場である。

(礼拝は、保護者のキャンドルサービスから始まる)

 

聖誕劇の上演は、園児たちがセリフを覚え、音楽とパフォーマンスを取り込みながら、集団における自分の役割を、ある時は他の園児を促し、またある時は他の園児に促されながら互いに演じるので、幼稚園にとっては、教育成果発表のまたとない機会である。年中組の聖誕劇は、年中組の園児たちにとっては、物語の全体性を理解することがまだ難しいのか、ときどき幕間の切り替えに時間を要した。しかし、新しい一幕が始まり、音楽が奏でられ、隣の園児が動き出すや大きな声で見事に演じるから不思議なものである。島内園長によれば、年少組の聖誕劇は歌を歌うだけ、卒園を控えた年長組は、幕間に時間をかけることなく連続的に園児たちが聖誕劇を演じ切るという。

(マリアとヨセフに御子が与えられ、東方の3人の博士が捧げものをしているシーン)

 

一年、また一年と園児たちはたくましく成長している。それを保護者と共に実感できるのは実に喜ばしい。暗い闇夜にいのちのひかりが到来し、人間にあいが与えられたクリスマスこそ、東北学院のスクールモットー、LIFE LIGHT LOVE(いのち、ひかり、あい)を象徴する出来事である。

(院長挨拶では、東北学院のスクールモットーに触れた)