東北学院ダービー

梅雨明けの猛暑の中、原田理事長と一緒に院長として、石巻市民球場で行われた夏の高校野球宮城大会準々決勝東北学院高校対東北学院榴ケ岡高校の試合を応援してきた。応援とはいえ、この「兄弟校」対決に関しては、ネット裏最前列の両軍の丁度中間に座り、両校の健闘を讃えてきたというのが正直なところである。まさか、両校が宮城大会の準々決勝で対戦するとはだれが予想しただろうか。今年度は学院創立135周年に当たるので、両校硬式野球部に記念試合をと願ってきたが、図らずも、生徒たちが、「記念試合」を最高の舞台でお膳立てしてくれた。しかも、夏の高校野球において、両校が直接対戦したのも初めての事とのことである。

(両校の掲示板。歴史的瞬間に胸躍る)

試合は開始直後は乱打戦であったが、学院高校のエース伊東大夢君がマウンドに上がってからは、榴ケ岡高校の打線が振るわず、結果は15対2の5回コールドゲームとなった。シード校を一回戦で破って、ここまで這い上がってきた榴ケ岡高校野球部の健闘を讃えるとともに、本格派投手の攻略法について研究と練習を重ねてもらいたい。ところで、今年の宮城大会は波乱含みである。毎年のように優勝していた仙台育英高校がすでに敗退し、今日出揃った四強は、どこが栄冠に輝いても甲子園初出場とのことである。

 

(石巻市民球場。今年は、感染症対策のために入場者制限が課されている)

「兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上に召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです」(新約聖書フィリピの信徒への手紙3章13~14節)。

(ホームベースの後ろにあるトモダチの文字。東日本大震災後にメジャーリーグの協力により復旧工事が行われた)