特待生・優等生表彰式

先週、今週と特待生・優等生を表彰し、激励の挨拶をしている。コロナ禍の今年度は、3密を避けるために、泉キャンパスで1回、土樋キャンパスで2回、多賀城キャンパスで1回と都合4回の表彰式である。特待生・優等生とは、建学の精神を理解し、なおかつ成績が優秀な学生たちを指す。今年度は特待生81名、優等生232名が表彰される。特待生は各学年27名に30万円、優等生は各学部学科の上位3%に10万円が授与される。前年度の成績が評価されるので、大学入学後の努力が特待生、優等生になることで報われることになる。

(土樋キャンパス押川ホールで開催された文学部、法学部の特待生・優等生の表彰式)

 

建学の精神をもつ私立大学は、授業料が高いといわれ、特に東北・北海道地方では授業料の安い国立大学に新入生が流れる傾向がある。しかしながら、本学の特待生・優等生制度は、返済義務のない給付型奨学金のようなものなので、大学入学後、学業に励み、毎年、特待生・優等生であり続けるならば、便利な仙台で学ぶことが出来るうえに、授業料も相対的に安くなる仕組みである。

(各学部の各学年代表特待生への表彰授与)

 

今年度の特待生、優等生は、コロナ禍のなか、オンライン授業が続いた昨年度の成績が評価されて表彰された。オンライン授業の内容を咀嚼しながら、自らの学修成果を加えて上位の成績評価を受けたのである。その経験と自信を誇りに、これからの人生を前向きにチャレンジしていってほしい。私は、挨拶の中で、授与された金銭は、東北学院大学が皆さんの未来に投資したようなものである。この資金を有効に使うかどうかは皆さん次第である。報告書は長い人生の中で書いてくれれば結構だ。東北学院大学のスクールモットーであるLIFE LIGHT LOVEを体現するために使われるなら、投資効果は絶大であると述べた。