コロナ禍のなかの食育
霧雨の今日は、泉キャンパスにおいて、午前中は特待生・優等生表彰式、午後は、文化団体連合会入会式があり、その間を縫って、文科系学部の1,2年生が学ぶ同キャンパスの学食事情を見て歩いた。チェックポイントは、現在100名までのクラス規模の授業を対面で開講している都合上、第一に学生が多くキャンパスに入構するようになり、特に学食では三密状態になっていないか、第二に学生たちがアルバイト収入を期待できない中、満足な食事を摂っているかという点である。
(食育に関心のある職員を中心にプロジェクトが立ち上がっている。詳しくは、https://sites.google.com/view/izumilunchproject/)
第一の点は、アクリル板の仕切りがあり、明るい学食では、生協食堂の営業開始前から多くの学生が席を陣取り、オンライン授業に励んでいる姿が印象的であった。この現象は、午後から夕刻にかけても続くという。そもそも学食は友人と出会える場所であり、飲み物も簡単に入手できるので、ネットカフェ同様、教室と違うスタイルでも受講できるオンライン授業には相応しい場所のように思えた。さすがに、オンライン授業のない昼食時には雰囲気が異なるが、ネットとカフェの間には親近性がある。
(泉キャンパス総務部安達次長から説明を受ける)
第二の点は、大学としても注意を払っている点であり、偏りのある食事をすることにより栄養面、体調面で支障をきたさないかという点である。そのため、大学では、数に限りはあるが、栄養価の豊富なTGランチを200円で提供することにより、コロナ禍の困窮状態に対応している。案の定、TGランチは、学生の間でも人気があり、瞬く間に完売とのことである。更なる食育支援の必要性を痛感した次第である。
(私も生協食堂のTGランチを御馳走になった。ハンバーグのあんかけランチ。肉厚で美味)
そのほか、土樋のホーイ記念館1階のカフェでは、昨日オープニングであったが、新しく土樋パン製作所が営業を開始し、泉キャンパス2号館では同製作所による弁当販売がすでに始まっている。対面授業の本格化に備えて、いっそうの充実を図っていきたい。主はモーセに言われた。「見よ、わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。民は出て行って、毎日必要な分だけ集める」(旧約聖書出エジプト記16章4節)
(泉キャンパス2号館の弁当販売の沼倉さんと。今日は授業の少ない木曜日なので、平日の3分の一の弁当の数でしかないという)