併願割引制度の導入―オンラインオープンキャンパスの録画撮りからー

初夏の好天に恵まれた毎日である。本来ならば、進学先を決める際に大切な初夏のオープンキャンパスを開催する時期である。例年、多くの高校生や保護者が緑あふれるキャンパスを訪問し、直接対面で学部学科ガイダンス、模擬授業、入試の説明を受けるのであるが、宮城県・仙台市の緊急事態宣言下にあって、昨年同様、今年も初夏のオープンキャンパスは、オンライン開催となってしまった。

(多くのスタッフの協力によるビデオ録画撮りの風景)

 

そのためのビデオの録画収録がラーハウザー記念東北学院礼拝堂で行われた。来年度入試は、学部学科の募集について何らの変更もない。2023年度に五橋に新キャンパスが開校するので、受験生たちが入学すると、1年次終了後には、工学部生であれ、教養学部生であれ、全員、仙台駅に近い五橋・土樋の都心型キャンパスに移り、3年間そこで学ぶことになる。

(五橋キャンパス建築工事の現況。研究棟の一角の鉄骨が立ち上がっている)

 

入試に関する変更点といえば、本学は、来年度入試から併願割引制度を導入する。すでに多くの大学でこの制度が導入されているが、東北学院大学では初めての導入である。これまで、2月の初旬に実施されてきた一般選抜は、2月1日を全学部型、2日目、3日目を学部入試型と称して実施していたが、複数の学科を受験しても、検定料の割引は適用されず、3日間受験したとしても、最高3つの学科しか出願できなかった。それに比べ、今回一般選抜に導入する併願割引制度は、2月1日を全学部型A、2月2日を全学部型Bとして、いずれの日程であれ、すべての学部学科から受験する学科を選択でき、しかも複数併願の場合、1日受験すると3学科まで併願、2日間受験するとしたら、最高6学科まで割引料金で併願でき、受験生にとって有利なものである。詳しくは、本学アドミッションズ・オフィスまで。

(オンラインオープンキャンパスでは、学長挨拶も聴いてもらいたい)

 

また近年の高校教育における変化に対応して、全学部型Bには、英語の外部試験の公式スコアを利用可能とした。これも、外部試験のスコアを換算して、当日の英語の成績と外部試験のスコアのいずれか高得点を英語の得点と採用する方式であり、受験生にとっては、安心して臨めるはずである。受験とは、ある意味人生の試練でもあるが、大学としては、出来るだけ受験しやすい環境を用意していきたいと考えている。