TG推薦入学誓約式
大学入試シーズンたけなわであるが、一足先に本学への入学を誓約した生徒たちがいる。学校法人東北学院は、仙台市内に2つの系列高校を設置しており、今日は、土樋のラーハウザー記念礼拝堂において、系列高校からの内部推薦入学者たちの誓約式が挙行された。
(今冬の仙台は、あまり積りはしないが、雪の日が多く、まだキャンパスの処々に雪が残っている)
2つの系列高校の一つとは、小鶴にある東北学院高等学校であり、戦前の中学部の流れをくむ伝統校であり、中学校からの一貫教育も施す男子校である。宮城県最後の男子校であるが、多様性を学ぶ「未来学力」を身に着けるために、来年の入試からは男女共学へと踏み切ることを表明した。
(3密を避けるために、両校の誓約式は、保護者を入れずに別々に行われた。写真は東北学院高校の誓約式)
もう一つは、大学泉キャンパスのそばにある東北学院榴ケ岡高等学校であり、こちらは、戦後の発足であるが、「自学自律」のもとに、既に男女共学を実践しており、キリスト教人格教育という建学の精神を同じくするとはいえ、東北学院高校とは、少々カラーの異なる高校である。
(榴ケ岡高校生徒の誓約式)
私が挨拶で特に強調したのは、内部推薦入学者たちへの二重の期待である。東北学院大学は2023年4月から五橋新キャンパスの供用を開始する。そのとき、彼らは、泉キャンパスや多賀城キャンパスでの学生生活を経験しながらも、大学3年生として、五橋・土樋の都心型新キャンパスにおいて中心的役割を担う存在であること。もう一つの期待は、云うまでもなく、3年間、ないしは6年間、東北学院の中高でキリスト教人格教育に触れてきた存在として、キリスト教教育を経験したことのない多くの新入生たちの模範となってもらいたい、との期待である。
さあ、4月からは、どれぐらい対面での授業が可能か安易な予想は禁物であるが、多様な個性と多様な専門が交錯する大学生活の始まりである。