ボランティア・シンポジウム

東日本大震災からまもなく10年を迎えようとしている。被災した東北学院大学であるが、震災直後「災害ボランティア・ステーション」(ボラ・ステ)を立ちあげた。ボラ・ステを通じて、本学の多くの学生が現地に赴き、復旧・支援活動に従事してきた。ボラ・ステはまた、全国各地の大学から駆け付けたボランティア学生たちの世話もしてきたのである。2011年の夏、私は当時の勤務先である明治学院大学の学生たちが活動していた気仙沼市唐桑地区を訪問したが、当時、明治学院大学の学生たちの世話をしてくれたのも、東北学院大学のボラ・ステであった。

 

その後、全国の大学のボランティア団体は、当時の経験を共有し、その経験を各大学のボランティア団体の活動に活かすべく、「大学間連携災害ボランティアネットワーク」を結成。東北学院大学に毎年結集し、現地訪問やシンポジウムを開催してきた。今年は12日(土)に開催されるがすべてオンラインでの開催である。だがオンライン開催は、ネガティブなことばかりではない。下記のURLで参加登録をすれば、今回のシンポジウムに参加できる。基調講演や10年後の各大学の学生によるパネルディスカッションに耳を傾けていただければ幸いである。(https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/)