榴ケ岡高校クリスマスイルミネーション点灯式
29日の日曜日からアドベント(待降節)に入る。街の教会では、4本のローソクに、日曜日毎に1本、また1本と火が灯され、4本目に火が灯される週に待ちに待ったクリスマス(イエス・キリストの降誕祭)を迎える。
今夕は、榴ケ岡高校で開催されたクリスマスイルミネーション点灯式に出席してきた。今年度の礼拝は、3密を回避するために、すべて放送を通じて各教室に流され、生徒たちは自分の席に座ったまま奨励や讃美歌を聴くだけであった。
(宗教主任の西間木教諭、向こうは湯本校長)
今日の点灯式は、生徒の出席者を宗教部、音楽部、吹奏楽部に限定して、今年初めて礼拝堂を使用することになった。そのためか、礼拝堂に集った生徒や教師の表情はどことなく晴れやかで、音楽部が「あら野のはてに」を賛美、校長先生が挨拶し、中庭に出て、装飾されたイルミネーションが点灯する頃には、コロナ禍の暗い世相の中だからこそ、クリスマスによって「光」を求めようとする気持ちをお互いに分かち合うことができ、吹奏楽部の「きよしこの夜」演奏でもって点灯式は終了した。
(イルミネーションのブルーは学院のスクールカラーとノーベル賞に輝いた発光ダイオードに由来)
東北学院は、4年前の創立130周年から、各キャンパスにクリスマスイルミネーションを装飾することにした。しかし、「控え目な」東北人気質なのか、「神ならざるものを神としない」長老改革主義の伝統なのか、他のキリスト教学校が行っているようなクリスマスツリー点灯式を盛大に実施することはしていない。来年度の創立135周年からは、今年度から設立された宗教センターが中心となり、設置各校がアドベントの到来をともに喜べるような点灯式をと願っている。
(イルミネーションの下でくつろぐ榴ケ岡高校の生徒)