第72回対北海学園大学定期戦

第72回対北海学園大学定期戦

薫風香る北海道から入梅の仙台に北海学園大学の学長以下選手団一行が到着した。72回を重ねる定期戦の開幕である。定期戦は、北海学園大学の学生が津軽海峡を越えて来仙し、当時の本学学長に道内には適当な対戦相手が見つからないということで、定期戦を申し入れたことに端を発する。東北地方が大地震に見舞われた2011年には、北海学園大学が開催時期を遅らせて、見舞金をもって本学選手団を迎え入れてくれ、2020年、2021年のコロナ禍の2か年間は中止となったが、毎年北国の二都で交互に開催されてきた。

(2年前の仙台のパレードで暑さのために故障者がでた北海学園大学吹奏楽部は、今年は暑さ対策の半袖のライトブルーの制服で行進した)

 

今回、硬式野球部に注目が集まった。春の全国大学選手権大会で優勝校の関西大学と1回戦で対戦し、1対0で惜敗した北海学園大学と、昨年秋の明治神宮大会東北予選会の決勝で惜しくも出場権を逃した本学硬式野球部の試合が大会3日目に組まれていたからである。残念ながら、東北の梅雨入り宣言をもたらした大雨によって中止となった。3日間の熱戦の結果は、試合が開催された21種目中本学が17種目に勝利、北海学園大学は4種目に勝利で、今大会もまた本学の総合優勝となり、これで歴代対戦成績は本学の72連勝ということになる。

(準硬式野球部の試合は開催された。私は、東北地区の大学準硬式野球連盟の会長を拝命しているが、両大学の選手たちの前で、この試合は東北、北海道地区の優勝校同士の決戦でもあるという挨拶をした。写真は、森下宏美学長との始球式後の握手)

 

本大会で、私が感動したのは、開会式の前の仙台市内を両校の応援団リーダー部、チアリーディング部、吹奏楽部による仙台市内のパレードと閉会式前の交歓演奏会である。一番丁通りを練り歩いたパレードには、多くの市民が沿道に繰り出し、喝采を送ってくれた。また本学90年館で開催された両校応援団リーダー部、チアリーディング部、吹奏楽部による演舞とダンス、そして演奏による交歓演奏会には、保護者やOBOGを中心に多くの観客が集ってくれた。なかでも交歓演奏会フィナーレである両校吹奏楽部による合同ステージは、130名もの大学生によるビックバンドの演奏であり、その迫力と見事な音色は圧巻という以外に表現の仕様がなかった。

(交歓演奏会のプログラムの合間に、本学チアリ―デング部DAISYSのリーダー高橋愛さんが両校応援団長にインタビューをする。中央は北海学園大学の千葉天満君、右は本学の米川由樹君)

 

定期戦は、勝敗を決めるための厳粛な戦いであることはいうまでもない。しかしながら、東北と北海道地区を代表する私立総合大学として、多くの卒業生が地元で就職するという両校の特性を考慮するなら、両大学の学生が力を合わせ何かを成し遂げることは、多くの困難を抱えた北日本の未来を明るく照らす光明のように思えてならないのである。

(大会会長として優勝杯を本学体育会常任委員副幹事長大坂淩介君に授与する。優勝杯は一度も津軽海峡を渡ったことはない)