デジタルによる新しい学び:(株)NTT東日本との連携協定締結式
この度新しくNTT東日本宮城事業部長に着任されたNTT東日本平井光太郎執行役員を未来の扉センターに迎えて、本学とNTT東日本との連携協定締結式が挙行された。協定締結により、来年度新たに開設される未来探究科学部デジタル構想学科(定員110名)にNTT東日本がもつ教育研究上のノウハウが大いに取り込まれる予定である。
(4月のNTTデータ東北との連携協定は、おもに地域総合学部のソーシャル・イノベーション人材の育成が目的であるが、今回のNTT東日本との連携協定は未来探究科学部のデジタル・イノベーション人材の育成が目的である)
周知のように、未来探究科学部のコンセプトは、これまでの大学教育のように基礎から積み上げで、教室や研究室で完結するような自己完結型の理論的、抽象的学問とは異なり、現実の課題を認識したうえで、デジタル技術を用いてその課題解決を図ることによって学びを深めるという新しいコンセプトを意図的に持たせた学部である。そのためには、デジタル技術による課外解決を事業化しているNTT東日本との連携協定は本学の教育研究にとって大きな意味を持つ。
(記者会見は、新任の平井光太郎宮城事業部長の抱負に対する質問が多かった。平井氏はNTT東日本の人事改革を成し遂げた新進気鋭の事業部長である)
コンセプトの転換に加え、教育上のメソッドも新しいものがある。とりわけデジタル教科書の利用は、ログの閲覧により予習が重視される反転型学修に大きな効果を上げるであろうし、シミュレーション環境を提供するであろう。新学部が目的としているプログラミングによる課題解決の可視化にも役立つ。
(未来探究科学部の教育の特徴を説明する中村教博新学部準備委員長。中村教授はまた本学の高等教育開発室長でもある)
そして、大学と企業の「共創」という言葉が相応しいが、NTT東日本が「インターンシップ」といわれる学生の就業体験を超える形で、本学の学生を企業現場に迎え入れてくれることから、本学学生が技術を学ぶだけではなく、社内のチームワークも学ぶ機会を得ることが出来るのである。そこで得られる技術的・人間的成長こそ、地域の未来、東北の未来、日本の未来につながる。本締結式が生み出す産学共創に期待したい。


