2026年度東北学院大学入学式

2026年度東北学院大学入学式

仙台ではようやく桜の花が満開となり、長町にあるゼビオアリーナ仙台を式場として東北学院大学入学式を挙行した。本年度は、大学院博士課程5名、修士課程61名、学部2913名を入学式に迎えた。ゼビオアリーナ仙台は、プロバスケットチーム仙台89ERSの本拠地であり、アイスリンクを常設し、地元出身の羽生結弦選手のアイスショーなどの舞台でもある。入学式は、両親のみならず祖父母も参加することから大規模な施設が相応しいが、仙台市体育館(カメイアリーナ仙台)が改装中のために、午前と午後の2回に分けて挙行した次第である。

(式場全景。通常の会場に比べて場内が暗い。しかし、3方面に学院ブルーのラインにブランドマークとWelcome to Tohoku-Gakuin University!の文字が鮮やかに浮かぶ)

 

入学者は、戦争の時代、AIによる技術革新・社会変動の時代に入学した。また今年は、1886(明治19)年の前身にあたる仙台神学校創立から140周年目に当たる。まずは、東北学院という大学に慣れ親しんでほしい。東北学院は福音主義のキリスト教による人格教育を建学の精神とする大学であり、LIFE LIGHT LOVEをスクールモットーとする私立大学である。学期中、毎朝10時20分から土樋と五橋のキャンパスで行われている大学礼拝に出席して、大学の建学の精神の根幹にあるキリスト教に触れてもらいたい。

(第1回目の新入生総代国際学部国際学科熊谷颯駕君の宣誓。第2回目の新入生総代は人間科学部心理行動科学科千賀葉月さん)

 

東北学院大学はこのように伝統を重んじる大学でありながら他方で、時代の要請や地域の必要に応えようとする大学である。そのため、3つの新しい教育ツールを展開している。第1は、デジタル技術の修得を目指しており、昨年度、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」において、先進的な大学に付与される「応用基礎レベル」に全学部が認定された。第2は、主体的な学修態度を身につけるために、アクティブ・ラーニングとアントレプレナーシップ教育を奨励している。たとえば、地域やキャリアをテーマとした「課題探究演習」(TGベーシック:教養科目)を受講することになる。そのために、土樋のラーニング・コモンズ、五橋の図書館のラーニング・コラトリエの先端的施設は東日本随一を誇る。第3は、学生全員にTG-folioを導入し、学修者である学生が、自分で目標を立て、学修の振り返りをして、教育成果を可視化する仕組みを整えている。

(入学式後、トレフレッチェ(応援団・チァリーダー・吹奏楽団)が演舞やダンスで新入生を歓迎する)

 

こうした伝統と革新、そして都心のワンキャンバスは、仲間づくり、居場所づくりに適しており、このところ、新入生の大学公認団体への加入率は7割近くをうかがう。式辞の最後に私が新入生に贈った聖書の言葉は以下の通りである。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。叩きなさい。そうすれば、開かれる」(マタイによる福音書7章7節)。これから4年間の成長に期待したい。