災害ボランティア・ステーション学生来訪
今日は、災害ボランティア・ステーション学生代表の松坂東吾君と梅津広大君(いずれも経済学部3年)の2人と、同センター長の泉正樹経済学部教授が訪れ、「仙台市社会福祉協議会会長賞」の受賞報告をしてくれた。
本学の災害ボランティア・ステーション(通称ボラ・ステ)は、東日本大震災直後に組織され、震災復興の支援を通じて、宮城県、仙台市、そして全国の学生ボランティア活動の拠点としての役割を果してきた。昨年の夏、私も全国のボランティア学生と一緒に津波で大きな被害を受けた山元町を見学したが、その折、地域の人びととともに、震災の記憶を後世まで伝承する「語り部」として活動していたのが松坂君である。
ボランティアは、対面での活動を通じた隣人愛の実践であるが、「ソーシャル・ディスタンス」を余儀なくされている今日の状況においては、なかなかむずかしい。それでも学生たちは互いに連絡を取り合い、zoomを通じてこれまで関わってきた人びととの絆を温めている。一刻も早く、地域へ出かけて行って、人びとと直接触れ合うことによって何かを学ぶ活動が再開できることを祈る次第である。「行って、あなたがたも同じようにしなさい」(ルカによる福音書第10章37節)。