第3回五橋クリスマス
今年初めて冬将軍が到来し、東北は積雪に見舞われた。太平洋に面した仙台は積雪のない街として有名であるが、小雪が舞い、よもやホワイトクリスマスという淡い期待を抱きつつ五橋クリスマスが始まった。
(文学部川島堅二教授による説教。宗教学を専門とする川島教授は統一教会やオウム真理教のようないわゆるカルト宗教問題においてもマスコミに登場する論客である)
新キャンパスの開設を機に始まった市民クリスマスも第3回目を数える。日中は、未来の扉センターでクリスマスマルシェが催され、地元商店や学生が提供する暖かい飲み物やお菓子、ゲームに、昨年以上に多くの子どもたちが集まり、夕刻から押川記念ホールで開催される礼拝、クリスマスコンサートには、大勢の市民学生が参加して、年々賑やかさ増してきている。
(今年も研究棟に浮かび上がったプロジェクション・マッピング。キャラクターが動くので目が離せない)
私も、礼拝から出席することができたが、クリスマスコンサートにおけるパイプオルガンの連弾、ソプラノ独唱、吹奏楽、ゴスペル、マンドリンの演奏、そして宗教部聖歌隊による賛美歌は素晴らしく、会場の皆さんとクリスマスシーズンの到来の喜びとクリスマスの意味を深く感じることのできた市民クリスマスとなった。
(講義棟からつるされたイルミネーションが点灯した。屋上の光は、星ならぬ天然の月。12月の満月コールドムーン(寒月)の一日前)
最後は、夜の帳の寒さの中、屋外にて、点灯式となった。私からメッセージを発し、市民の皆さんとカウントダウンをご一緒して闇夜に光を灯した。メッセージは、以下のとおり。
長い夏から瞬く間に冬になりました。クリスマスを迎えるというのに、戦争は止まず、私たちの周辺ではクマが人間を襲うようになりました。悲しいかな、これが平和と環境保護を願っている人間に突きつけられている現実です。神は、そのような人間を救うために御子イエス・キリストをこの世に遣わされました。これがクリスマスです。東北学院は、福音主義キリスト教による人格教育を建学の精神とし、LIFE LIGHT LOVEをスクールモットーとして、139年目を数えました。LIFE、いのちとは、イエス・キリストによって与えられる新しい命、LIGHT、ひかりとは、人間の闇夜を照らすイエス・キリストの光、LOVE、あいとは、人間の救いのために遣わされたイエス・キリストの愛のことです。クリスマスを迎え、皆様のうえに、イエス・キリストの恵みと祝福がありますように。
なお、市民に開かれた東北学院のクリスマス行事は、12日法人の第76回公開クリスマス(残席あり)、16日同窓会の第2回クリスマスコンサート(残席なし)へと続く。


