名誉教授称号授与式

昨日は、昨年度末に退職され、東北学院大学から名誉教授号を授けられた先生方への授与式が学内で開催された。本来ならば、もっと早く開催する予定であったが、COVID-19のせいで延期され、ようやく開催できた。名誉教授号を授与された先生方は12名。例年より多い人数である。というのは、私立学校法の改定によるガバナンス強化のために、定年退職前に教授職を退き、専任の理事職に専念していただいた方々も含まれているからである。

(前学長の松本宣郎先生への名誉教授称号授与。先生の名誉教授号は東北大学に次いで2つ目である)

 

ちなみに、12名の名誉教授の先生方の氏名は以下の通りである。松本宣郎先生 ・菊地登志子先生・髙橋秀悦先生 ・仁昌寺正一先生 ・原田善教先生 ・阿部重樹先生 ・伊藤一義先生 ・髙木龍一郎先生 ・足利正先生 ・冨田昇先生・森美智子先生 ・吉用宣二先生。

(10名の出席名誉教授との記念撮影)

 

名誉教授号というのは、文字通り「名誉」を讃える称号であり、それにともなう物質的な報酬はない。申し訳ないが、現役時代同様図書館が利用でき、肩書に「東北学院大学名誉教授」と名乗っていただけるぐらいなものである。しかしながら、この称号は、教育、研究に長年真摯に取り組んでこられたことを証明する「大学教授の質保証」の称号であることだけは確かである。人生100年時代。12名の名誉教授の先生方のこれまでのご尽力に感謝すると同時に、専門家、文化人としての今後の活躍を祈る次第である。

(名誉教授に副学長、各学部長も加わっての記念撮影)

 

私が名誉教授の先生方への祝福として送った聖書の言葉は、旧約聖書詩篇103篇3-5節の言葉である。

主は、お前の罪をことごとく赦し、病をすべて癒し、命を墓から贖いだしてくださる。

慈しみと憐れみの冠を授け、長らえる限り良いものに満ちたらせ、鷲のような若さを新たにしてくださる。