第2回五橋クリスマス~聖書と音楽の夕べ~

第2回五橋クリスマス~聖書と音楽の夕べ~

北国の冬の夜は空気が乾き、光が目に眩しい。今年もsendai光のページェントの点灯式と同日開催となったが、2回五橋クリスマスが昨年以上の規模で盛大に祝われた。

(寒さの中、点灯式には、昨年の第1回よりはるかに多くの人びとが残り、カウントダウンに応じてくれた)

 

年度途中からの準備で大変であったが、今回の企画の重要なミッションは、北国の冬の夕べは寒いので、多くの人びとが屋外に繰り出し、イルミネーションに火を灯すことに躊躇があるという固定観念を打破して、学生、老若男女を含む市民が一堂に集まり、より大勢の人びとがイエス・キリストの生誕を祝う機会の提供である。そのミッションに呼応して、近隣地区の商店や児童館、学生がシュネーダー記念館1階の公共空間「未来の扉センター」おいてクリスマスマルシェを開催し、小学生以下の子どもたちとその親が三々五々集まり、また夜の聖書と音楽の夕べにも、昨年の倍近い700名近くの方々が参加してくださった。

(「未来の扉センター」において開催されたクリスマスマルシェ。温かい飲み物を飲みながら、子どもたちはクラフトやプロジェクションマッピングの画像遊びに興じていた)

 

大学側も工夫を重ねた。イルミネーションは、泉キャンパスにあったものを講義棟の屋上から垂らし、道路側には小さなもみの木を連想するいくつかのイルミネーションを配置した。情報学部菅原研研究室の協力で、小さなプロジェクションマッピングであるが、サンタの面白い画像遊びを「未来の扉センター」で、また聖書と音楽の会場である押川記念館の外壁に今年の本学クリスマスカードを投影した。

(押川記念館外壁に投影されたクリスマスカードの画像。プロジェクションマッピングの試みは、今回が最初なので、試運転といったほうが適切である)

 

聖書と音楽の夕べは、原田浩司宗教センター主任の司会のもと、佐藤由子宗教センターチャプレンの説教から始まり、大学オルガニストの今井奈緒子教授と小野なおみ大学礼拝オルガニストのパイプオルガンの連弾、藤原歌劇団のメンバーである志田絵里子教養教育センター助教のソプラノ独唱、吹奏楽団SWEによるクリスマスメロディの演奏、ワーシップソングの第一人者長沢嵩史先生との秋の共演で力をつけたTGCFの賛美歌、今回初出演のプレクトラム・ソサイエティによるマンドリン演奏、トリは、人数の増えた宗教部聖歌隊の合唱であった。

(女子学生主体のプレクトラム・ソサイエティによるマンドリン演奏。坂本龍一の名曲「戦場のメリークリスマス」等の曲目が披露された)

 

その後、屋外で開催されたイルミネーション点灯式にも、氏家照彦本学後援会長をはじめとして多くの方々が残ってくださり、院長・宗教センター長としての私の挨拶でカウントダウン、そして点灯となった。挨拶は以下の通り。イエス・キリストの誕生は、本学のスクールモットーLIFE LIGHT LOVE(いのち・ひかり・あい)の誕生でもあります。新しい命が与えられることによって互いの人格が尊重され、犯罪・戦争などの暗い時代に光と平和が与えられ、イエスをこの世に遣わされた神の愛に応えて、互に愛し合うことができますように。3,2,1, 点灯。