2024年度入学式
仙台にも桜の開花が告げられた3日、2024年度入学式を、仙台都心の五橋キャンパス押川記念ホールにおいて挙行した。64名の大学院生、編入生を含めて2959名の学部生が晴れて東北学院大学の門を潜った。これまで大学の定員管理の基準は入学者の人数によって行われてきたため、入学定員超過のペナルティを怖れてどうしても入学者数を絞らざるを得なかったが、昨年度より入学者から4年生までの総収容定員に変わったために、多少の余裕をもって、合格を打つことが出来るようになり、例年よりは多めの学生が入学した。
(入学式を4回に分けて挙行したが、保護者も大勢キャンパスに来場して、新入生と喜びをともにすることができた。多くの人でにぎわう五橋新キャンパス)
告辞では、歓迎の言葉、建学の精神・スクールモットーなど大学の紹介に続き、高校との勉学方法の違い、そして大学での勉学をサポートするための本学が全学生に対して提供している新しい教育方法の仕組み、すなわち、文理融合の数理・データーサイエンス・AI教育、アクティブラーニングによる課題探究科目、TG-folioによる目標設定と学修成果の可視化について触れた。ともあれ、大学において有意義な学生生活を送るか否かを決めるのは学修の主体である学生自身である。早く教室、研究室はもちろん、体育会、文化団体、サークル、ボランティア団体、学内のピアサポートチームに居場所を見つけ、教員から学び、友人同士相互に切磋琢磨しながら、4年間という青春時代をそれぞれの目標に向って成長してもらいたい。
(宣誓する新入生総代の熊谷侑也君経営学部経営学科)
最後に、疫病、自然災害、戦争という「危機の時代」を生きていかねばならない新入生に対して私が贈った聖書の言葉は「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。叩きなさい。そうすれば、開かれる」(マタイによる福音書7章7節)である。上よりの祝福と励ましを祈る次第である。
(4か所に設置した写真撮影のための看板は、どこも長蛇の列ができた)