第1回五橋クリスマス

第1回五橋クリスマス

開学記念講演会の後は、第1回五橋クリスマスを開催した。泉キャンパスにおいては、地域住民に開かれた市民クリスマスを毎年開催してきたが、その後継にあたる市民クリスマスである。当日は、定禅寺通りのケヤキ並木で開催される「SENDAI光のページェント」の点灯式と被ってしまったために、来場者の入りが懸念されたが、蓋を開けてみると、老若男女450人ほどの来場者があり、五橋キャンパスが市民のためのキャンパスとして根付いてきており、嬉しいクリスマスである。

(SWEのCarol Swingin’ Collectionの演奏。サンタクロースの衣装に扮した者、トナカイの角を付けた者、クリスマスの楽しさが伝わってくる)

 

プログラムは、宗教センター・チャプレンの野村信先生のクリスマス礼拝を皮切りに、押川記念ホールの音響環境を活用し、市民にも喜ばれる演奏や歌唱が繰り広げられた。いつも体育会の応援活動に帯同してくれている吹奏楽部SWE(シンフォニックウインドアンサンブル)の軽快なクリスマスソングの演奏、今年から本格的な活動を開始したTGCF(東北学院クリスチャン・フェローシップ)の学生によるワーシップソング、教養教育センター助教で、藤原歌劇団のメンバーである志田絵里子先生によるソプラノ独唱、教養教育センター教授で、本学オルガニストの今井奈緒子先生によるオルガン演奏、そして宗教部聖歌隊による合唱が披露され、拍手喝采であった。

(今井先生のオルガン伴奏による志田先生のソプラノ独唱。オペラ「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」。その透明で、抜けるような歌声がホール一杯に木霊した)

 

演奏終了後は、愛宕上杉通りの近くに立つもみの木の周りに集まり、クリスマスツリー点灯式を開催した。院長の私が挨拶とクリスマス・メッセージを述べることになった。世界で戦争が行われている現在、私たちは「平和の君」イエス・キリストの到来を心より待ち望み、人間の命の尊厳が守られるよう祈らざるを得ないというメッセージである。最後に、皆さんと一緒にカウントダウンの声を張り上げ、まだ小さいもみの木にイルミネーションが輝いた。また12月15日(金)の18:30より、土樋のラーハウザー記念東北学院礼拝堂においても公開東北学院クリスマスが開催されるので、ぜひとも一緒にクリスマスを祝っていただけたら幸いである。

(中川郁太郎特任講師が指揮する宗教部聖歌隊の「きよしこの夜」の歌声を背に退場。コロナが収束して聖歌隊の人数が増え、ろうそくの代わりにペンライトが今年から使用されるようになった)