東北財務局との地域活性化に関する包括連携協定締結式
本日、東北学院大学は財務省東北財務局との間に包括連携協定を締結した。東北財務局からはこれまでも本学の講義などで協力していただいていたが、この度、包括連携協定を締結することによって、経済学部の後期開講科目「経済学特殊講義」において、毎週東北財務局から講師を派遣してもらえることになった。いずこの大学であれ、経済学部の授業はどちらかといえば、理論志向の傾向が強いが、この科目においては、東北財務局の豊富なデータをもとに、実際の業務の担当者から経済政策、金融行政について現場の課題に即した授業が聞けるのである。学生にとっては、新聞やテレビ、ネットにでてくるニュースの背景や課題がよく分かる魅力的な授業になるであろう。東北財務局は東北大学にも同様の講義を提供しているとのことであるが、本学の学生にとって裨益するところ大である。
(出席者による記念撮影。私の右側から、財務省東北財務局田原泰雅所長、同中村錠治総務部長、同財務広報相談室伊藤智室長、私の左側から本学経済学部佐藤康仁学部長、同篠崎剛経済学科長)
また、就業体験(インターンシップ)学生の受け入れも開始される。憧れの職業として人気の高い公務員がどのような仕事をしているのか、学生時代に実際に経験できるというのは、将来の職業を選択する際に絶大なメリットがある。今回、本学と東北財務局の包括連携協定書締結の目的は、なによりも地域人材育成のためである。財政、金融、経済を学ぶことによって、東北という地域の活性化や地域の課題を担える力を身につけた人材を育てるために、国の出先機関からも応援していただけるのは誠にありがたいことである。