進学指導者懇談会―東日本地域別スカラシップ選抜―

進学指導者懇談会―東日本地域別スカラシップ選抜―

梅雨曇りの今日は五橋キャンパスを会場として、進学指導者懇談会が開催された。進学指導者とは高校の進路指導の先生方であり、宮城県の高校を中心に今年は、100 校121 名の先生方が集まった。これは昨年土樋キャンパスに集まった95 校114 名を上回る数である。アーバンワンキャンパス、4学部開設により、本学への関心は確実に高まりを示している。

(高校の進路指導の先生方とつながる名刺交換会は、高校を知る上で絶好の機会である)

 

懇談会は、名刺交換から始まり、私の挨拶、学部長による4つの新学部の説明、入試部長による既存学部の紹介と今年度入試の分析と来年度入試の説明と続いた。来年度入試の新機軸は、なんといっても東日本地区別スカラシップ選抜である。これは文字通り、東日本の受験生を対象とした奨学金のための入試である。入学を確約する36 名の合格者に年間50 万円、4年間で200 万円を給付し、東北学院大学での学びをサポートしようとの趣旨である。他の奨学金の受給も可能なので、さらに特待生に選ばれると、年間80万円の奨学金を受給できることになる。この選抜は、2月1 日に実施される一般選抜A日程で行われる。スカラシップ選抜の合格者になれなくても、一般選抜の合格者として入学することも可能である。

(大学のパンフレットはもちろん、いくつかの学部や学科によっては、受験生用の紹介パンフレットが刊行されている)

 

東北学院大学は、東日本大震災以来給付型の奨学金を提供し、コロナ禍においても対応してきた。今回、東日本地区別スカラシップ選抜に踏み切ったのは、東北6県、北海道・新潟・北関東の特性を鑑みてのことである。東北・北海道においては、ITの普及が遅れ、少子化が急速な勢いで進展している。東北学院大学の特徴は、卒業生のほぼ半数が地元である東日本の地域にとどまるということである。優秀な学生が仙台という百万都市で学び、その成果を地元に還元するという経路をいっそう明確にして、地域に貢献していきたいものである。詳しくは以下をご覧いただきたい。東日本地域別スカラシップ選抜|東北学院大学 入試情報 (tohoku-gakuin.ac.jp)