仙台商工会議所支店長交流会

仙台商工会議所支店長交流会

今年も昨年よりも多い受験生を集めた前期一般入試が一段落し、五橋の新キャンパスは現在、多賀城の工学部や泉の教養学部からの引っ越し作業の真っ最中である。今日は寒い一日であったが、江陽グランドホテルで開催された仙台商工会議所支店長交流会において、東北学院大学の現在についてプレゼンテーションをする機会を与えられた。

(交流会の冒頭、挨拶をする仙台商工会議所藤﨑三郎助新会頭。新会頭は仙台の老舗デパート藤崎の会長兼社長である)

 

「支店経済」という言葉がある。この言葉は、仙台に限らず、地方都市においてよく使われる言葉である。地元企業を除けば、地域経済は東京に本社を構える支社や支店によってまわっていることを意味する。支社長や支店長は、数年間仙台に滞在している間、地域のニーズを汲み上げて、本社の事業と結び付け、それなりの成果を収めなければならないという使命を担っている。今日の交流会には、仙台に支社や支店を置く76社の支社長や支店長が出席した。

(本学からは、地域連携センター坂本泰伸センター長と就職キャリア支援課福田克俊課長も同席した。新キャンパスに開設される「未来の扉」について説明する坂本センター長)

 

プレゼンテーションの後は、コロナ禍の中、飲食を伴わない名刺交換会となった。大手、中小の規模を問わず、製造、金融、サービス、情報、建設、不動産、マスコミ、等々の支社長、支店長の方々から挨拶を受けると、本当に地方都市に所在する大学の役割の大きさを痛感せざるを得ない。東北は、日本の中でも、人口の少子化が急速に進展し、ITの普及率がもっとも低い地方である。産官学の連携により、建学の精神を身につけ、人間性に富んだ地元定着人材の育成を強化し、物心ともに地方を豊かにする道を切り拓いていかなければならない。

(名刺は商工会議所の役員と、出席したすべての支社長や支店長の方々と交換させていただいた)