感激!よくできたね。―幼稚園の聖誕劇ー

感激!よくできたね。―幼稚園の聖誕劇ー

仙台はみぞれ交じりの日であったが、院長として、東北学院幼稚園のクリスマス礼拝で挨拶し、年長組の聖誕劇を観てきた。年長組の園児にとっては、在園生活の締めくくりとして、大学生でいえば、卒業論文発表会に匹敵する「晴れ舞台」である。

(明かりを灯したキャンドルを手にクリスマス礼拝に入場する年長組の園児たち。緊張している様子がアリアリと伺える)

 

本年度の年長組は、新型コロナウイルス感染症の影響をもろに受けてきた学年である。年少組から入園した園児は、感染症の拡大期に遭遇し、登園さえ危ぶまれる時期に入園した園児たちであり、年中組から入園した園児たちも、感染症に翻弄されてきたといっても過言ではない。実際、聖誕劇の当日である今日に至って欠席した園児もおり、欠けた配役は急遽代役を立てての上演である。

(羊飼いに天使がキリストの誕生を告げる場面。「いと高き所には栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカによる福音書2章14節))

 

そのため、教員も、保護者も、年長組として例年のように完成度の高い聖誕劇を披露できるか心配でならなかったという。先週の合同練習でも、セリフに躓いたり、まとまりに欠けるところがあり、心配は募るばかりであった。ところが、である。その後の猛練習の成果なのか、私の見た本番の聖誕劇は、例年と遜色なく立派なものであり、むしろ、園児たちが欠けた部分を補い合い、助け合いながら、イエス・キリストの誕生物語を好演していた。

(フィナーレは、年長組の園児が保護者席に向かって歌を歌う。そのあと教室では、親子のプレゼント交換が行われた)

 

他方で、今年は、社会活動を継続するために、保護者の来場を一家庭2名までとした。平日にもかかわらず、父親の来場もあり、母親の眼には、コロナ禍の困難のなか、聖誕劇の成功と入園以来の園児の成長を目の当たりにして、涙があふれていた。クリスマス。イエス・キリスト誕生の喜びと恵みと励ましが、それぞれのご家庭の上にもありますように。