留学再開:交換留学プログラム修了式と歓送会
前期の授業が終了した今日は、交換留学プログラムの修了式と歓送会に出席した。新型コロナウイルス感染症第6波オミクロン株の世界的拡大により禁じられていた留学は、昨年度末より入国が許可されることにより再開した。その時、入国した交換留学生たち15名中、半年留学の7名が本日めでたく無事修了ということになり、お別れの会である。7名の母国は韓国、台湾、ドイツであるが、いずれも本学と長年交換留学を続けてきた大学からの学生たちばかりで、世界的なコロナ禍にあっても、感染対策や安全面においてお互いの信頼関係があればこそ、学生たちの日本留学という夢が叶えられた。
(台湾の天主教輔仁大学からの交換留学生への修了書の授与。彼女は、青山学院定期戦、北海学園定期戦に本学のチアリーダーとして活躍した)
コロナ禍により「オンライン留学」という新しい留学の形態が進展し、母国に居ながらにして、海外の大学との単位互換もできるようになった。しかし、留学に関しては、オンラインと対面との格差は歴然としている。留学の目的や成果は、言語能力や知識の獲得だけではない。実際に慣れない異国で生活するということは、異文化と出会い、多様な価値を体験できるチャンスなのだ。多感で活動的な大学生こそ、語学の修得はもとより、そのチャンスを最大化できる時期なのである。
(ドイツのラインマイン大学からの留学生を囲む日本人学生の輪の中に。歓送会は、交換留学生と留学を希望する本学学生の貴重な情報交換の場である)
外国人宣教師と日本人の協力により設立された東北学院大学は、コロナ禍の現在においても許される限り、学生たちの留学に対して門戸を開き、平和で寛容な世界の実現に向けて貢献していきたい。「あなたがたは寄留者を虐げてはならない。あなたたちは寄留者の気持ちを知っている。あなたたちはエジプトの国で寄留者であったからである」(出エジプト記23章9節)。
(こちらの交換留学生は1年間の留学なので、もう半年在学する。仙台にも慣れてきたとのこと。来日しても続けているキックボクシングやサッカーの話しをしてくれた)