第68回対北海学園大学総合定期戦
梅雨入りしたとはいえ、17日から19日までの3日間、よく晴れた仙台の空の下、北海学園大学を招いての総合定期戦が開催された。2019年に札幌で開催された第65回大会以来、4年ぶりの開催である。感染症のみならず、熱中症にも注意して、熱戦・熱闘が繰り広げられた。
(本館前の木立の下での両校役員による記念撮影。初夏の緑と気候がなんともいえない。後方はホーイ記念館)
実は、北海学園大学とは青山学院大学との総合定期戦に遅れること5年後に始まった。北海学園大学は、「開拓者精神」を建学の精神に1885年に北海英語学校として始まった北海道を代表する私立総合大学である。北海道内に定期戦をするにふさわしい大学がないとのことで、北海学園大学の学生たちの申し出を受け入れる形でのスタートである。
(開会式で挨拶する北海学園大学安酸敏眞学長。ドイツのプロテスタント思想史研究を専門とする宗教思想史の権威である)
今回は競技種目を制限しての定期戦であり、これまで2年間、コロナ禍で対外試合を制限されてきたが、試合が始まるや、学生たちは練習の成果をいかんなく発揮し、接戦、逆転の好試合が連続した。たとえば、硬式野球部は東北学院の逆転勝ち、軟式野球部は北海学園の逆転勝ちである。劣勢にあろうとも最後まで諦めない姿勢や、優勢にあろうとも最後まで油断しない姿勢の大切さを学んだのではないだろうか。
(大会長として東北学院大学体育会常任幹事会幹事長菊田克太君に優勝杯を授与する)
前回の定期戦は最後の最後まで優勝の行方は分からなかったが、今回の総合得点は、東北学院25点対北海学園11点ということで、本学の優勝。これで、通算成績は本学の66勝0敗となった。北海学園の奮起が期待されるところである。