青山学院大学相模原キャンパス訪問記
3年ぶりに青山学院大学との総合定期戦が再開された。定期戦の途中に立ち寄った同大学相模原キャンパスについての感想である。私は20年ほど前に渋谷キャンパスで3年間非常勤講師を務めたことがあるが、このキャンパスに入るのは初めてである。
(メソジスト教会の創始者ウェスレーを記念して命名されたウェスレー・チャペル。ステンドグラスは厚木キャンパスから移設)
青山学院大学が厚木キャンパスの1,2年生や世田谷の理工学部をここJR横浜線淵野辺駅より徒歩10分の相模原キャンパスに移したのは2003年のことである。その後、2013年より文系7学部の1,2年生を都心の渋谷キャンパスに移したので、現在、相模原キャンパスには、理工学部、社会情報学部、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部の4学部の学生が学ぶ落ち着いた環境のキャンパスとなっている。
(キャンパスの中心にあるスチューデントセンターと万代記念図書館。同センターにある学生窓口はすべてワンストップサービス)
立ち寄ったのは総合定期戦の最中の日曜日の午後であったので、主に体育施設を中心に見学させていただいた。グラウンド、野球場、体育館アリーナ、学生寮は、このキャンパスにあり、ラグビーやテニス等のグラウンドも学生たちが自転車で通える距離にある緑が丘グランドに整えられていた。
(スチューデントセンター最上階にて。「ウルトラマンと同じ目線の高さ」で南関東平野を一望できる)
東京の都心にある各大学はグランドの確保に苦労しているが、青山学院大学は学生のアメニティに配慮したキャンパス作りに取り組んでいる。とくにキャンパスを取り囲むように遊歩道が設けられており、陸上部の長距離選手にとっては格好の練習場所である。この点にも、大学駅伝を牽引する青山学院の強さの秘密が垣間見え、大いに刺激を受けたキャンパス訪問となった。
(渋谷キャンパスに陳列されている箱根駅伝の優勝を物語るいくつもの楯。近年は陸上部女子の活躍も目覚ましい)