仙台学長会議

国・公・私の設置形態を問わず、宮城県内、仙台市内の20の大学、短期大学の学長が集まり、定期的に意見を交換する機会として仙台学長会議がある。今日は、その第49回目であり、仙台駅に隣接するホテルメトロポリタン仙台で開催された。

(開催は、5月と12月の年2回。昨年12月より対面での実施を再開した)

 

昨年4月より2年間、東北学院大学が代表校である関係上、議長を務めさせていただいている。これまで、学長会議はどちらかというと学長同士の意見交換の場に過ぎなかったが、新型コロナウイルス感染症拡大局面における大学運営、宮城県であれ仙台市であれ、自治体と連携した地域社会発展への貢献、そして高等教育が現在置かれている社会環境の変化を反映して、近年急速に連帯と結束の場へと変化してきている。

(4年前に仙台に赴任して、初参加のときは右も左も分からなかったが、ようやく慣れてきた)

 

具体的な成果を挙げれば、3年前から始まり今年度も継続することになったが、各種経済団体の代表者、宮城県知事、仙台市長へのコロナ禍における新規大卒者採用支援等の要望書の手交、東北大学・宮城県が運営する大規模接種会場における構成校のワクチン接種である。今年度は、自治体に対するウクライナ避難民留学生受け入れ支援の要望が加わる予定である。

(開催時間は1時間半。今日は各大学から懇談テーマが5件も出された)

 

仙台には古くから高等教育機関が発展し、長らく「学都」と呼ばれてきた。現在でも、県外学生の流入が人口に占める割合は、地方都市としては、京都には到底及ばないが、かなり高いはずである。確かに歴史や文化、都市機能、自然環境や物価水準からして、青春時代に学術を修得する場所としては、格好の街である。今日的課題である東京一極集中のリスクを回避し、国土の強靭な均衡発展を促進するためには、地方大学の連帯と結束が重要な鍵を握るといっても過言ではない。