SDGs探究AWARDS2021最優秀賞を受賞


本日の学長表彰は、先日のSDGs探究AWARDS2021 (主催:未来教育推進機構)において最優秀賞を受賞した学生グループへの表彰式であった。本学は、地域および地域企業の課題解決を目指して、河北新報社との連携事業を進めているが、今回その連携事業のなかで、「食べるSDGs」と称して、フードロスの問題と取り組んだ学生グループがSDGs探究AWARDS2021で最優秀賞に輝いた。

(本日の学長表彰式には、本学との連携事業体である河北新報社様、クロールアップ社様も出席してくださった)

 

「食べるSDGs」とは、学生が宮城県名取市にある祖父の農園で品質管理の側面から廃棄されているリンゴ(品種はふじ)の再利用を提案、それを受けて、仲間の学生たちと、看板、商品企画、インターネット展開の3グループに分かれて、商品化を実現したものである。商品化には、大学のホーイ記念館においてパンやランチを販売している土樋パン製作所(株式会社クロールアップ本社仙台)が協力してくださり、美味しいリンゴ味のパンに仕上げて下さった。

(SDGs探究AWARD2021には、全国2000を超える学校からの応募があり、本学は大学部門の最優秀賞に輝いた。学生の多くはまだ1,2年生)

 

私は、学生たちの中間報告会に参加し、アドバイスもしたが、商品化までは長い道のりではないかと感じていた。しかし、どうしてどうして、土樋パン製作所が3種類のパンを販売してからは、限定販売も手伝って売り切れ御免の勢いであった。

(私も、評判が高まるにつれ、限定なので食べ損なってはなるまいと、3種類のパン全てを購入した。お勧めは、アップルシナモンシュガー190円)

 

先日、福島県、宮城県は大きな地震に見舞われ、東北新幹線をはじめ復旧にはしばらく時間がかかるほど困難な状態に置かれている。それでも、学生たちは郷土を愛し、地域の活性化と持続的成長を両立させるような提案をして、それを商品化するようなエネルギーを持ち合わせている。地域にある大学として、マスコミ、地元企業と連携しながら学生の成長を促していきたい。

 

(学生たちは、土樋パン製作所からパンで出来た表彰状を頂いた。表彰状は、香ばしいパンの風味を放っていた)