五橋新キャンパスの夢は膨らむ
(五橋新キャンパス完成予想像図。左上はJR東北新幹線、右下は愛宕上杉通り)
東北学院大学は、仙台市都心の青葉区にある土樋キャンパスと五橋新キャンパスを併せて都心型「アーバンキャンパス」と呼んでいます。あと2年10か月後の2023年4月から新キャンパスの供用が開始され、仙台市北郊の泉キャンパスから教養学部生と文系他学部1,2年生、JR仙石線沿線にある多賀城キャンパスから工学部生の合計6000名が「アーバン・キャンパス」に合流します。ヨーロッパのことわざに「都市の空気は自由にする」(Stadtluft macht frei !)という言葉があります。人々は、自由・誓約・友愛・平和をモットーとする中世自治都市で、1年と1日勤勉に過ごせば、農奴から市民となることができたのです。人口109万人の仙台市にとって6000名もの学生の移動は、経済効果も大きいはずです。果たして、この「農村からの脱出」(rural exodus)事業は、21世紀の「有徳な市民」を育てることができるか。東北学院創立150周年に向けての中長期計画TG Grand Vision 150の目玉でもあり、大学に負わされた責任は重大です。
(清水小路から見た旧市立病院の建物。最上階部分の波状の形状は、解体工事の進捗を物語る)
(工事現場の看板)
(裏通りから見た工事現場。旧市立病院の解体撤去は、本体を除き進んでいることが分かる。この静かな道路は、JR仙台駅東口まで直線で徒歩10分)