第70回大学教職員修養会
東北学院は今年で創立140周年を迎えた。第70回目の大学教職員修養会は、7月に就任した伊藤悟青山学院新院長を講師に迎えて学内で開催された。以前は、修養会に相応しく風光明媚な場所に一泊し、心の安らぎをえるためのリトリートとして開催されていたが、大学業務が多忙化して日帰りとなり、今回は、後期授業の開始前の学内での開催となった。
(開会礼拝後、会場をホーイ記念館に移して講演会、グループ討論が行われた。最初に講師の紹介をする)
講師の伊藤先生は、キリスト教教育論が専門であるが、学生時代には青山学院大学との定期戦における青山学院大学応援団員として、また東日本大震災の折には、直後に駆け付けてくれた青山学院大学ボランティア・グループの引率教員として来学しており、本学との深いかかわりから院長就任後の程ない時期とはいえ、講師を引き受けてくれた。
(私は、7月の青山学院院長就任式の折、キリスト教学校教育同盟を代表して祝辞を述べた。新院長は久方ぶりの生え抜きの院長である)
講演は2回に及んだ。1回目は、新約聖書ヨハネによる福音書の全体像の解説、2回目は、創立152年の青山学院が創立150年を記念して発表した中長期計画AOYAMA MIRAI VISIONについてである。ヨハネによる福音書は、マルコ、マタイ、ルカの共観福音書とは異なり、登場人物を風刺化してロゴス、すなわち、言葉としてのイエス・キリストを分かりやすく伝えており、その点は、人格教育を掲げるキリスト教大学において、知識を記憶に留めるためには、大切な点であると指摘された。AOYAMA MIRAI VISIONは、世代交代を30年と見なし、青山学院の未来を構想する30年間の中長期計画である。青山学院のスクールモットーである「地の塩・世の光」を踏まえ、未来のサーバントリーダーを育成する青山学院が、キリスト教教育、国際教育、先端科学教育、想像&創造教育を目指していることを披露された。
(昼食会は、修養会参加者が一堂に会して、ホーイ記念館一階のカフェで実施された)
これらの講演の後、110名の教職員が8グループに分かれ、講演を共有し、議論を交えた。東北学院には、創立150周年の2036年を完成年度とした20年間の中長期計画TG GRAND VISION150 が進行中である。キリスト教による人格教育を建学の精神とする両校は、仙台と東京という立地の違いがあるとはいえ、時代と共に進化するキリスト教学校として、ほぼ共通の目標と未来像を共有していることが確認され、有意義な学びの一日となった。


