東北学院創立140周年記念日

東北学院創立140周年記念日

5月15日は、東北学院創立140年記念日にあたる。東北学院はちょうど140年前の1886(明治19)年の5月にその前身「仙台神学校」として産声を上げた。仙台神学校は現在の東北大学病院がある木町通のあたりの日本家屋に2人の教師、6人の生徒からなる私塾として開学した。2人の教師とは、日本人最初のプロテスタント教会のメンバーで仙台において牧師をしていた押川方義と、その押川から6人の神学生を委ねられたアメリカ・ドイツ改革教会派遣の若き宣教師ウィリアム・ホーイである。

(創立140周年を記念して、学校法人東北学院が「河北新報」に掲載した一面広告)

 

当時の仙台は、旧伊達藩の城下町として8万人もの人口を擁する都市であったが、明治政府の近代化政策により、1873年に軍都として仙台鎮台が設置され、1887年に学都として東北大学の前身の一つである第二高等中学校が開学し、東京から塩竃まで蒸気機関車が開通し、まさに近代化のただ中に置かれていた。この私塾は、アメリカ・ドイツ改革教会宣教局の後押しにより5年後の1891年には「東北学院」(North Japan College)として改組され、福音主義キリスト教に基づく人格教育を「建学の精神」とする中等・高等教育機関として現在に至っている。

(仙台北山キリスト教墓地では、日本基督教団石巻山城町教会小松理之牧師の説教による墓前礼拝と、理事長と院長による献花が行われた)

 

さて、ラーハウザー記念東北学院礼拝堂で行われた140周年記念式では、原田善教理事長により式辞が語られ、勤続25年を迎えた教職員への感謝状の授与が行われた。その後、薫風香る爽やかな皐月の日差しのもと、輪王寺のある仙台北山キリスト教墓地に三校祖(押川、ホーイに加えて、開学直後に来日し、半世紀に亘って東北学院に尽力したデイヴィッド・シュネーダー宣教師)の墓前で礼拝と献花をささげて、東北学院創立140年を祝うことが出来たのである。

(創立140周年記念ということも手伝って、墓前礼拝の出席者は例年になく多かった)