
祝 全日本大学駅伝出場
本学陸上競技部が一昨年に続いて伊勢路を疾走する。選手、監督、スパーバイザーが学長室を訪問してくれた。2年前の学長ブログに記したが、一昨年のチームは13大会ぶりに全日本大学駅伝への出場を果たしたものの、暑さのせいか、途中棄権となり、東北学院大学の襷をつなぐことはできなかった。
(左から高橋賢一監督、経済学科3年吉田泰斗君、心理行動科学科3年齋優太郎君、小川裕一スパーバイザー)
それから2年。学生たちはなんとしても襷をつなぎたいという決意のもとに、自ら課した厳しい練習に耐え、ライバル東北大学を退け、再び出場権を獲得した。11月2日の大会では東北地区の代表校として襷をつなぎ、一つでも他のチームを抜いてみたいとその抱負を語ってくれた。
(第57回全日本大学駅伝記念タオル)
周知のとおり、箱根駅伝のテレビ中継が正月のお茶の間を独占するために、関東の大学が圧倒的な優位を占めている。いい選手が地元に定着せずに関東の大学に進学すると地方大学の監督の嘆きをよく耳にする。しかし、駅伝は襷をつなぐ競技であると同時に、一秒でも捻りだそうとする選手たちの個人記録との戦いでもある。近年の本学の躍進の理由を選手、監督に尋ねてみると、すべての学年、すべての学部の学生が出会える都心型ワンキャンパスと、大学周辺の豊富な練習環境を挙げてくれた。これらの環境は選手の所属が特定の学部への偏りを見せ、遠隔地に練習場所があるケースが多い関東の大学では得られない良好な環境なのである。
(最後は全員でファイティングポーズをとり、健闘を誓った)
東北学院大学の陸上部はユニフォームを一新して、新たなスタートを切った。全日本大学駅伝では、一歩一歩大地を踏みしめ加速してもらいたい。なお、名古屋・伊勢8区間106.8kmの様子は、11月2日(日)午前7時45分よりテレビ朝日系列で生中継される。