交換留学プログラム開講式
東北学院大学の門を潜ったのは、入学式に出席した新入生ばかりではない。COVID-19の世界的な感染力の弱まりを反映して来日してきた留学生の開講式が、土樋キャンパスホーイ記念館で開催された。円安により助けられ、アニメや漫画、料理などの日本文化の人気の高まりから、今年度の前期は、韓国、台湾、中国、フランス、セルビア、タイ、ドイツ、ウクライナから23名の留学生を迎え入れることができた。彼らは、1年(2セメスター)ないし半年(1セメスター)を本学で学ぶことになる。
(開講式の中で、自己紹介が行われた。留学生の関心は、アニメや漫画、食べ物や観光といった日本の消費文化にあることが分かる)
嬉しいのは、昨年度難民留学生として許可したものの到着が遅れていたウクライナからの1名の男子学生が、この度出国を許され、昨年到着した2人のウクライナ女子留学生と合流できたことである。これで、本学は、難民留学生3名全員を受け入れることができた。経済学を学びたいというこの男子留学生に応えたい。気になるのは、世界からのインバウンドはこうして回復が早いのに比して、日本からのアウトバウンドは、円安や感染不安のせいかいまひとつ回復が遅いことである。異次元の少子化対策同様、学生たちが世界と相互に行き来することができるように思い切った施策が求められている。
(私の隣は、呉国紅国際交流部長、その隣は大友麻子同副部長)