課外活動表彰式

日本海側では大雪というニュースを耳にするが、太平洋側の仙台においても、積りはしないが、雪の舞う日が多い今冬である。そんな中、先週、今週とラーハウザー記念東北学院礼拝堂において学生部主催の課外活動表彰式があった。

(礼拝堂に校旗、体育会旗、応援団旗が揃う珍しい光景。出席者は体育会各部の代表者に限定)

 

先週の体育会表彰式は、応援団員が旗手をつとめ、吹奏楽部(SWE)の演奏の下に、体育会旗、応援団旗が先導して大学執行部が入場するという厳かなものであった。コロナ禍のなか、本当にこの2年間、体育会活動は制限されてきた。それでもなお目標を見失わず、危機管理を怠ることなく、数少ない大会出場の中で、優秀な成果を収めた学生たちを讃えたい。

 

(根市一志体育会長・経営学部長から陸上競技部太細龍人君への優秀個人賞の贈呈)

 

今週の表彰式は、学生会、応援団、体育会執行部、文化団体連合の役員たちの労をねぎらい、旧オリエンテーション・リーダーを顕彰すると同時に新オリエンテーション・リーダーにその任務を委任することを目的としている。先週の表彰式が「表舞台」で活躍するアスリートたちのためだとするならば、今週は、いわば「裏方」を務めてくれた学生たちのための表彰式である。双方の学生を表彰するのが本学の教育の特色である。60年間存続した東北学院大学の伝統的宿泊行事「新入生歓迎オリエンテーションキャンプ」は過去2年間、そして4月も実施できない。それでも、オリエンテーション・リーダーの学生たちは、オンラインと対面で行われる新入生オリエンテーションにおいて、新入生たちが学院大生になるためのピアサポート役を買って出てくれ、それを見ていた後輩たちが今度は新たにオリエンテーション・リーダーになってくれる。

(私から、法学部小関泰輔君へのオリエンテーション・リーダー功労者感謝状の贈呈)

 

体育会にせよ、学生会にせよ、オリエンテーション・リーダーにせよ、卒業単位の取得と関係しない課外活動である。コロナ禍のオンライン授業は確かに知識の伝達という点では効果を発揮したが、人間力の涵養という点では限界がある。東北学院は、キリスト教人格教育のもとに、LIFE LIGHT LOVEをスクールモットーとする大学である。学生たちが、課外活動を通じて、スクールモットーに相応しい人間力を身につけてくれることを願う次第である。